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by bunba2002

息子のこと①

自分のホームページやこのブログなどで、息子が生まれてすぐ入院したことを
書いたりしていたけど、詳しいことを何も書いていなかったので、いろんな方々に
すごく心配をかけちゃいました。ごめんなさい。
考えてみれば、「入院した」とか「自分にとってすごくつらいことがあった」とか
ほんの少しのことだけ書いてしまっていたので、みんな「何があったんだろう」と
すごく心配してくれたみたいです・・申し訳ないです。
息子もやっと1歳を過ぎ、すくすくと育ってくれている今、ようやく自分の気持ちも
少し落ち着いて、書けるようになった気がするので、書いてみようと思います。

息子が入院したのは、生後7日目。お七夜のお祝いが終わった次の日でした。
熱があったので、夕方、実家のところでは一番大きな病院へ。
心配しながらも「風邪だろう」と思っていたら、小児科の先生がすごく深刻そうな顔で
「赤ちゃんのお父さんは近くにいませんか?」とのこと・・。さらに「普通、新生児は
高い熱を出すことはないんです」と説明。詳しくは検査しないとわからないけれど、
と渡された紙には「尿路感染、髄膜炎、敗血症」の疑いと書いてありました。その下のほうに
小さな字で「その他感染症、風邪など」と。聞いたこともない病気まで含まれている紙を
何度も読みながら、かけつけてくれた父と一緒に結果を待っていました。
妹に預けていた娘の様子を見てからまた来てくれた母と一緒に結果を聞いたのは
もう夜11時近く。先生の言葉は私にとっては信じられないものでした。
「血液検査の結果は悪くないです。ただ、髄液の数値があがっているので、髄膜炎でしょう」
髄膜が脳のまわりの膜だということだけは知っていたので、大変な病気だということは
わかりました。でも、そのあと先生の書いてくれた説明書の文字を拾い読みして、
思わず大声をあげてしまいました。「死亡率1割、後遺症率3~4割」という文字です。
それを見て、パニックになってしまった私に先生は「落ち着いて話を聞いてください」と
強い口調で言いました。今思うと、取り乱しても状況は変わらないのに、やっぱりこうして
今思い出して書いていても手が震える気持ちです。ただ、先生が言うには
「死亡率、後遺症率は、細菌性髄膜炎の場合です。いろいろな数値から見ると、
ウィルス性の髄膜炎の可能性のほうが高いです。が、新生児ということから、
細菌性の髄膜炎という可能性もあるので、お薬の投与を開始します」とのこと。
髄膜炎には2種類あって、「細菌性」と「ウィルス性」では、天と地の差なのです(あとから
知ったことですが)。先生の説明の直後から、細菌性だった場合を考えての抗生剤の
注射がはじまりました。ウィルスの場合ではヘルペスウィルスが怖いので、抗ヘルペス剤も
投与しました。抗生剤が1日4回、抗ヘルペス剤が1日3回。結論から書くと、息子は
「ウィルス性」の髄膜炎だったのですが、それがはっきりとわかる10日後くらいまで毎日
夜中も通して治療が続きました。
最初は「重症患者」の札がかかった部屋で、足の指には心拍をチェックする装置をつけて、
手には点滴(はずさないように、ぐるぐる巻きにされてる)。そんな姿を見ては泣いてばかり
いました。ほんとに一生分の涙を流したんじゃないかと思うくらい泣きました。どうしてこんな
ことになっちゃったんだろう。夢なんじゃないのかな、と。食欲はなかったけれど、おっぱいを
飲ませるためには絶対に食べなくちゃダメだと言われ、機械的にどんどん食べました。
(付き添いの人に食事は出なかったので、母と妹がお弁当をいつも作ってくれました。)
パパも次の日には飛行機に乗ってかけつけて励ましてくれました(10日間も連続して
休ませてくれた会社の上司にほんとうに感謝です。)。
心臓の筋肉にウィルスが飛んで心筋炎になる可能性もあると言われ、エコーを撮ったり
心電図をとったりしながらも、日々回復していく息子を見て、「命は助かるんじゃないか」
「元気に退院できる日が来るんじゃないか」と、悲観的になっていた私にも少し光が
見えてきました。そして、細菌培養の結果、細菌はいなかったことがわかり、髄膜炎の中でも
軽いほうの「ウィルス性髄膜炎」だということが確定しました。そうなると、点滴もはずれ、
お風呂も入れるようになり、ほんとに少しずつですが、笑ったりできるように(私が)なって
いきました。
退院も間近の朝、信じられないことにまた熱が出てしまいました・・。私が風邪気味だったこと
もあり、風邪だろうとは思ったのですが、今度はぐったりしてほとんど起きている時間が
なくなりました。もちろん退院どころではなく・・先生も「ただの風邪だとは思いますが
まれに髄膜炎を繰り返すような重い病気があります」とのこと。光が差し始めていた私の心は
また重く重くなってしまいました。これも今思うと普通の風邪だったようですが、当時の私には
ほんとうに重大なできごとでした。

*長くなってきたのでいったん切ります。
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by bunba2002 | 2006-10-27 02:25 | こども